【旅立った古書たち】『南極記』『軍記物語講座』販売済|秋田 古本買取 専門書・郷土史歓迎

古本買取のヒント(売約済書籍紹介)

こんにちは!秋田市の古本屋「板澤書房」です。

この記事では、最近当店から新しい読み手の元へと旅立っていった古書たちの一部をご紹介します。これらはすべて販売済みであり、皆様がお持ちの本を整理される際、どのような本に需要があるのか、買取の参考となれば幸いです。

今回は、相良守峯編『大独和辞典』のような長年使われる定番の辞典から、『戦後開拓のあゆみ』『南極記』(原題『南極探検』の復刻)といった秋田県の郷土史資料、そして『軍記物語講座』全4冊などの専門的な研究書まで、様々なジャンルの本が旅立ちました。これらの書籍は、それぞれの分野で根強い人気や資料価値があり、現在も探している方が多くいらっしゃいます。特に郷土史関連や専門書は、古本買取において力を入れている分野でもあります。

なお、現在の在庫状況は日本の古本屋の板澤書房のページでご確認いただけます。思いがけない本との出会いがあるかもしれません。

『大独和辞典 (上製)』

  • 著者:相良守峯 編
  • 出版社:博友社

1958年の初版刊行以来、長きにわたりドイツ語学習者や研究者に利用されてきた、収録語数約20万語を誇る大部の独和辞典です(判型はA5)。特徴的なのは、初版から基本的に内容が改訂されずに刷を重ねている点です(今回販売したのは1996年発行の第38刷)。そのため、現代のドイツ語とは異なる、特定の時代の文献を読む際に参照されることもあるようです。

長く使われ続ける辞典は、版や刷、状態によっては需要があります。当店では、様々な分野の辞典や事典類の買取りも行っており、必要としている次の方へ繋ぐお手伝いをしています。

『大独和辞典』など、辞典、語学関連の書籍、誠実買取いたします!

『軍記物語講座 全4冊』

  • 著者:松尾葦江 編
  • 出版社:花鳥社

2019年に刊行された、軍記物語に関する専門的な講座シリーズです。各巻で特定のテーマを深く掘り下げており、最新の研究動向も踏まえた内容となっています。国文学、特に中世文学や歴史学の研究者、学生からの需要が見込まれる書籍です。全巻揃いでの入荷は特に探している方から喜ばれます。当店では、国文学や歴史関連の専門書・研究書の古本買取にも力を入れています。

『軍記物語講座』など、国文学、歴史関連の専門書、誠実買取いたします!

『戦後開拓のあゆみ』

  • 著者:秋田県農政部 編
  • 出版社:秋田県

昭和48年(1973年)に秋田県が発行した、戦後の県内における開拓事業の記録です。地域の農業史や社会状況を知る上で非常に貴重な資料であり、特に秋田県の郷土史に関心を持つ研究者や住民の方々から探されています。

公的機関が発行した資料は、元々の発行部数が限られていたり、一般の書店ルートで流通しにくかったりするため、古書市場での需要が高まることがあります。本書のように秋田県の歴史を記録した資料は、地元に根差す当店としては、ぜひ次の世代の研究や学びのために繋いでいきたいと考えています。

『戦後開拓のあゆみ』など、秋田県郷土史、農業史関連の書籍、誠実買取いたします!

『共同研究 転向 改訂増補版 全3冊』

  • 著者:思想の科学研究会 編
  • 出版社:平凡社

戦前から戦後にかけての知識人や活動家の「転向」という現象を多角的に分析した、思想史・社会史研究における著作です。今回販売したのは1978年の改訂増補版。このテーマに関心を持つ研究者や学生にとっては、重要な研究対象となりうる書籍と言えるでしょう。

特定の研究テーマに関する書籍は、刊行から年月が経っていても、その分野での資料的価値から安定した需要が見込める場合があります。当店では、こうした思想、社会科学系の専門的な書籍の買取も行っております。

『共同研究 転向』など、思想、社会科学関連の書籍、誠実買取いたします!

『南極記』

  • 著者:南極探検後援会 編著
  • 出版社:白瀬南極探検隊を偲ぶ会

秋田県出身の探検家、白瀬矗(しらせのぶ)中尉が率いた南極探検隊の公式報告書として大正2年(1913年)に博文館から刊行された『南極探検』の復刻版です。オリジナル版は非常に入手困難で高価であり、この復刻版(昭和59年発行)も、日本の探検史、特に南極探検に関心のある方々や、白瀬中尉の郷土である秋田県の歴史に関心のある方々にとって重要な資料です。

探検記や冒険譚は、記録としての価値に加え、読み物としての魅力もあり、根強い人気があります。特に地域にゆかりのある人物に関する書籍は、積極的に買取を行い、大切に扱ってくださる次の方へ繋ぐことを目指しています。

『南極記』など、秋田県郷土史、探検・冒険譚関連の書籍、誠実買取いたします!

『榊田清兵衛翁伝』

  • 著者:坂口二郎 編
  • 出版社:榊田記念会

昭和8年(1933年)に刊行された、秋田県仙北郡出身で衆議院議員を7期務めた政治家・榊田清兵衛(1864-1929)の伝記です。明治から昭和初期にかけての秋田県の政治史や人物史を研究する上で重要な資料であり、地域の研究者や郷土史愛好家にとっては貴重な情報源となります。

戦前の地方出版物は流通量が少なく、現存するものも限られているため、資料としての価値が高まる傾向があります。函に傷みがありましたが、本文状態は比較的良好でした。当店では、こうした秋田県の歴史や文化に関する古い書籍・資料の価値を見極め、買取を行っています。

『榊田清兵衛翁伝』など、秋田県郷土史、人物史関連の書籍、誠実買取いたします!

『はにわ』

  • 著者:三木文雄 著
  • 出版社:大日本雄弁会講談社

昭和33年(1958年)に刊行された、埴輪(はにわ)についての解説書です。埴輪の種類や歴史、出土地などが解説されており、豊富なモノクロ図版に加えて、貼り込みのカラー図版も収録されています。古墳時代の考古学や古代美術に関心のある方、また図版の多い古い美術書に関心のある方からの需要があります。美術や考古学関連の書籍も、丁寧に拝見いたします。

『はにわ』など、美術、考古学関連の書籍、誠実買取いたします!

『寿寿 2 大津絵号』

  • 著者:山内神斧
  • 出版社:(私家版/限定出版か)

大正15年(1926年)に刊行された、日本画家・山内神斧(金三郎)が手がけた玩具画集『寿々(ジュージュー)』シリーズの一冊で、この号では特に大津絵が取り上げられています。

タイトルはフランス語の「おもちゃ」(joujou)に由来し、国内外の郷土玩具などを美しい絵で紹介したものです。大正時代から昭和初期にかけての郷土玩具ブームを背景に制作されました。『寿寿』には様々なバージョンが存在し、例えば大正版の木版多色刷り100部限定版や、昭和版の各国の人形と玩具をテーマにした200部限定のシリーズなど、多くが限定的に発行されたようです。今回ご紹介した「大津絵号」も「初版200部刊行」との記述があり、希少性の高い出版物と考えられます。

限定出版物、特定の趣味(美術、工芸、郷土玩具など)に関する古い雑誌や冊子は、内容や希少性によって思わぬ価値があることも。こうした特殊な書籍の買取りも、板澤書房にお任せください。

『寿寿 2 大津絵号』など、美術、郷土玩具、限定出版物関連の書籍、誠実買取いたします!

古本買取、まずはお問い合わせください

今回は、辞典、郷土史、専門書、美術書など、様々なジャンルの販売済み書籍をご紹介しました。これらは、現在も市場で探している方が多く、当店でも買取を強化している分野の一例です。特に秋田県関連の郷土史資料や、各種専門分野の研究書などは、積極的に買取を行っております。

「古い本だから価値がないかも」「たくさんあってどう整理すればいいかわからない」…そんな風に思っていませんか? 本を処分する前に、ぜひ一度、板澤書房にご相談ください。一見価値がないように見える本でも、探している人にとっては貴重な一冊かもしれません。遺品整理などで出てきた大量の本の整理にお困りの際も、ご相談を承ります。

ご紹介したジャンル以外にも、文学全集、歴史書、美術書、趣味の本、絵本など、幅広いジャンルの古本買取を行っております。

大切にされてきた本を、私たちが責任を持って次の読み手へと繋ぐお手伝いをさせていただきます。それは、地域の知識や文化を未来へ繋ぐ大切な役割でもあると考えています。まずはお気軽に、お電話やメール、店頭にてお問い合わせください。皆様からのご相談を心よりお待ちしております。

幅広いジャンルの古書・古本を誠実買取!

大量の書籍や、重くて運び出しが大変な場合でもご安心ください。

秋田県内全域・近県へ無料出張買取に伺います!

ご自宅にいながら、簡単に買取が可能です。 出張費、査定費は一切かかりません。

お近くの方、少量の書籍を売りたい方は、店頭への持ち込み買取も大歓迎です。

まずはお気軽にご相談ください!

あなたの大切な本を、次の方へ繋ぐお手伝いをいたします。

「これは売れるかな?」と迷ったら、まずは板澤書房にご相談ください。

店舗情報

古ほんや板澤書房
住所秋田市大町5-3-27
TEL&FAX018-862-4271
営業時間:月~土10:00~17:30 日曜・祝日10:00~16:00
定休日:不定休

タイトルとURLをコピーしました